戸越八幡宮と戸越公園と文庫の森

近隣で散歩におすすめの3か所をご紹介します。

戸越八幡神社

戸越八幡神社は、東京都品川区戸越に位置する神社で、戸越村の鎮守として知られています。行慶寺を創始した行永法印が大永6年(1526年)に創建したとされ、明治期には村社に列格していました。

神社の祭神は誉田別命で、境内社には春日社と稲荷社があります。例祭日は9月28日です。

神社の由緒によれば、行永法印が藪清水という池から出現した御神体を祀ったと伝えられています。元禄元年(1688年)に現在の場所に移されました。

また、戸越八幡神社は品川区指定文化財の狛犬1対と奉納絵馬25面を所蔵しています。

神社の周辺は緑豊かで、参道から社殿の周囲まで大きな樹木が多く、静かな雰囲気を醸し出しています。

アクセスは、都営浅草線「戸越駅」から徒歩約3分、または東京池上線「戸越銀座駅」から徒歩約5分です。

戸越八幡宮の歴史をもう少し詳しく

戸越八幡神社の歴史は、大永6年(1526年)に行永法師という僧が村内の藪清水池水源地で誉田別命(応神天皇、八幡神)の神体が出現したのを見つけ、草庵を作ったことから始まります。この草庵は「成就庵」と呼ばれ、願い事が何でも叶うとされていました。

その後、文禄元年(1593年)に、近隣にある別当寺だった行慶寺の開山・念誉によって、成就庵のところに八幡神社を建立し、ご神体を阿弥陀如来と共に祀ったとされています。元禄元年(1688年)に現在の場所に移転されました。

また、戸越八幡神社の名前の由来は、古歌「江戸越えて 清水の上の 成就庵 ねがひの糸のとけぬ日はなし」にある「江戸越えて」から来ているとされています。これは、旅人が江戸を去る最後に参拝する神社であったことを示しています。

現在の社殿は、安政2年(1855年)に改築されたもので、地元の人々から信仰を得ています。境内には品川区指定文化財の狛犬や奉納絵馬があり、また、木々に囲まれた静かな雰囲気が醸し出されています。

文庫の森

文庫の森は、東京都品川区豊町に位置する公園で、歴史と防災を兼ね備えています。この公園は、国文学研究資料館の跡地(旧三井文庫)を整備して2013年に開園しました。この地域はかつて肥後熊本藩細川家の下屋敷でしたが、1890年に財閥三井家の所有となりました。1918年に三井家編集室が日本橋からこの地に移転し、三井文庫が発足しました。

公園内には、日本最古の壁式鉄筋コンクリート造建物である旧三井文庫の第二書庫があり、現在は防災備蓄倉庫として活用されています。また、公園は災害に強い街づくりの観点から広域避難場所に位置づけられています。

公園は四つのゾーンに分かれており、「水辺の広場」には水生植物や魚類が生息する池があり、「陽だまりの広場」、「木漏れ日の広場」、「憩いの広場」などがあります。春には桜の名所として知られ、一年を通して散歩やピクニックなど、家族連れに人気のスポットとなっています。

戸越公園

戸越公園は、東京都品川区豊町に位置する区立公園で、肥後国藩主細川家の下屋敷の庭園跡を利用して造られました。昭和10年に東京市立の公園として開園し、昭和25年に品川区に移管されました。公園は池を中心に渓谷や滝、築山などの配置の中を一周する回遊式庭園で、薬医門(正門)、冠木門(東門)等、大名庭園の雰囲気を醸し出しています。梅や桜、藤、銀杏など四季折々の美しい植栽が楽しめます。公園へのアクセスは、東急大井町線の戸越公園駅や下神明駅から徒歩約5分です。

公園内には品川区立環境学習交流施設「エコルとごし」があり、体験型展示や多彩なイベント・講座で、環境を楽しみながら学ぶことができます。エコルとごしは、都内公共建築物で初めて「Nearly ZEB」の認証を取得した建築物で、省エネだけでなく、地熱利用や太陽光発電など、自らエネルギーを創り出す環境配慮技術を数多く採用しています。

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